小外刈り① 投げるための小外刈り

 柔道

投げるための小外刈りの真髄〜タイミング・崩し・刈足」

記念すべき第一回は私の一番の得意技の小外刈りについて解説します!

みなさん、小外刈りという技に対してどういったイメージをお持ちですか?

「中々投げれない」「崩すための技」「実戦ではあまり使えない」そうした意見が多いと思います。 実際、私も昔は何のための技なのか分からずにただ足を出すだけになっていました。

しかし、ポイントを押さえれば実はかなり使いやすい技になります。今回はそのポイントを3つ解説させていただきます。

①相手の重心が下がった所を捉える

当然の話にはなりますが、ただ足を刈るだけでは相手は投げれません。そこでまず大事になるのが技に入るタイミングです。小外の場合は相手の足・正確には相手の重心が下がったタイミングを刈ることが重要になっていきます。そのために相手に対して 

⑴前に出る⑵前に引いてくる

大まかにはこの2つの動作の後に生まれる相手の足・もしくは重心が下がるタイミングで相手の足を刈ると上手く小外刈りに入れます。(特に乱取りや打ち込みなどで数をこなすうちに相手の重心が動く瞬間やイメージが掴めるようになります)

②投げたい方向に相手を崩す・釣り手と引き手の使い方

相手の足を刈った後には、ケンケンで追いながら相手を崩していく必要があります。ここで重要なのが、釣り手と引き手の使い方です。相四つ・喧嘩四つそれぞれのパターンについて解説していきます。

⑴相四つ

相四つの場合、釣り手は持ち位置(襟・奥襟・片襟など)に関係なく釣り手側の肩を押すイメージで崩します。引き手は同じ方向に向かって押し込むように崩します。(この時手を上方向に持っていくように意識すると決めやすいです)

⑵喧嘩四つ

喧嘩四つの場合、釣り手は上下に関係なく道着を押し込むイメージで崩します。引き手は脇を締めて投げる方向に向かって押し込むように崩します。(喧嘩四つの引き手も上方向に崩すと決めやすいです)喧嘩四つの小外刈りは釣り手と引き手の崩しが雑なままケンケンで追うと自分の重心が高くなって内股を合わされるリスクがあります。自分の姿勢が高くならないように意識しながら相手を崩しましょう。

③刈足の意識・コントロールと決め

足を刈る時は足の裏で踵を刈ってそのままケンケンしていきます。この時、相手が足を外そうとしてもついていけるようにします。このコツは移動打ち込みでケンケンの練習をする時に相手に足を外そうとしてもらうのを防ぐ練習をすると身につきます。また、乱取りの中でも身につけることができます。

まとめ

この①〜③のポイントを意識する事で、今までよりも小外刈りに入りやすくなる・投げやすくなると思います。参考程度に小外刈りの上手なトップ選手の紹介です。

①老野裕平選手②秋田ハル選手③服部辰成選手

この選手達は小外刈りの投げは当然ながら、繋ぎや試合を作るのにも小外を使います。ぜひ試合動画や試合等チェックしてみてください!

今日の乱取りの変化が、やがて大きな試合の内容・結果の変化に繋がります。お互い頑張りましょう!

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